台風の影響で毎日雨の日が続いております。少しずつ寒くなり、秋の近づきを感じますね。日々、大手通が盛り上がって来ています♪
少し前からですが、新潟大学附属小・中学校の皆さんが社会創造科の一環で大手通について勉強していて、新しい企画・街興し等を積極的に行なっていて、商店街で学生さんの姿をよく見かけます。次世代を担う若者が参加してくれるのは、大変嬉しい事と私は思います。
また大手通商店街では、経済産業省認定事業「五十六逸品」が着々と動き始めました!商店街の皆様と協力し合い、頑張って行きます!!
今日は大手通1丁目にある「米百俵本舗」さんをご紹介します!!
☆米百俵本舗☆
大手通商店街唯一の和菓子屋さん。ガラス張りで開放感のある店内(平成21年度 第3回都市景観賞受賞)、商品の横には季節感あふれるディスプレイがされてあり、ちょっとした心遣いが覗えました。小豆が苦手な私・・・贈り物を買いに行った事はあっても自身で食べた事ないんだよなぁ・・・。でも甘党の私、お菓子に目がないんです。1つ1つ商品を見ていたら丁寧に説明書きもありました。
お話をして頂いたのは社長の奥様。和菓子屋さんだから和美人をイメージしていましたが、想像以上の綺麗さに女ながらに照れてしまいました(*^。^*))))
創業は戦後の昭和20年。その土地の素材・名称を使ったお菓子や、季節を取り入れたお菓子を製造・販売しております。 販売は本日お伺いした、大手通商店街の本店の他、長岡駅ビルCOCOLO内 越後のれん街、イトーヨーカドー丸大長岡駅前店 銘店コーナー、ジャスコ長岡店 銘店コーナー、アピタ長岡店 銘店コーナーと5カ所です。
≪おすすめ・人気商品≫
米百俵・・・越後米を一度煎餅に焼き上げてから粉にした焼味甚粉と四国の和三盆糖を配した打菓子です。ほのかな甘さをお楽しみ頂けます。
二虎・・・生地に上質の地養卵を使っていて、中はバター餡と刻み栗入りとの二種類の他、中にごま餡入りで生地に竹炭が入った物があります。甘味のおさえめな柔かいしっとりとした“トラ焼”きです。
武士の娘・・・中は黄味餡でまわりの生地はマシュマロのような淡雪です。“梅の花”をかたどった上品なお味のお菓子です。
≪商品化までの道すじ≫
感銘を受けた郷土の歴史などになぞらえ、お菓子を作ると伺いました!!
米百俵→「米百俵」という本が出版され、その初版本を読んだ現社長の祖母が、この良い話をお菓子にして伝えたいと作られたそうです。
二虎→社長さんが「象門の二虎」という小林虎三郎・吉田松陰(寅次郎)の言われから「二虎」という名前を使ったお菓子を作りたいとずっと温めていたものを商品にされたそうです。
武士の娘→1925年ニューヨークで出版され全米でベストセラーになった、長岡藩家老の娘 杉本鉞子が箸した「A Daughter of the Samurai」という本があります。この本の研究会の方から、一般の人に広く知る機会を作りたいという依頼を受け、お菓子になったそうです。
≪季節限定商品≫
小さい秋・あおしの秋・芋羊羹・秋の蝉・栗きんとん・桔梗餅
小さい秋 あおしの秋
芋羊羹 秋の蝉(大)
他にも多くの商品があります。ネット販売も行なっておりますので御覧下さい。
こちらから→http://www7.ocn.ne.jp/~kome100/index.html
長岡の歴史に因んだお菓子という事で、歴史が苦手な私は奥様のお話からや、インターネット等を利用し勉強させて頂きました。長岡生まれの長岡育ちなのに知らない事が多すぎて地元人として恥ずかしいです(;一_一)。。。米百俵の精神、長岡が生んだ偉人、現代人が忘れかけている日本文化や昔ながらの風習等、学んで行くうちにいろいろ考えさせられました。
最後にはなりますが、お話し中にお茶と二虎を頂きました。ごちそうさまでした(#^.^#)小豆が苦手な私なのに、美味しくてペロリと食べてしまい、自分で驚きました!!素材の良さはもちろん、商品化までの社長さん、奥様の心や思いが沢山詰まっていて、少しですが学んだ米百俵の精神や小林虎三郎・吉田松陰(寅次郎)の歴史にふれる事が出来、心が和むような気持ちになりました。私が感動したように、是非皆さんにもお菓子をご賞味頂ければ幸いです。